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低身長について
身長を伸ばすテクニック
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低身長の中でも、染色体に障害が出て引き起こされるものが「ターナー症候群」です。 これはX染色体のみの異常で、女性だけに起こる疾病です。 病名は、発見者のヘンリー・ターナー医師の名前から取られています。
遺伝的・先天的なもので、成長ホルモンの投与などにより治療することができます。 大きな特徴は背が低いことで(最終身長は140センチほどになる場合が多いそうです)、これさえ気にしなければ問題ないと感じている人もいます。 しかし、人によっては身体の他の発育も阻害されてしまうことがあり、乳房が膨らまなかったり初潮が来なかったりという症状もあるようです。
また、合併症として、中耳炎や骨粗しょう症、糖尿病などが引き起こされるという例も報告されています。 思春期以降にこうした症状が現われることがありますから、やはり早期に治療し始めることが賢明です。 早めに治療を開始すればこうした問題を未然に防ぐことができますし、身長もある程度伸ばすことができます。
低身長の一種である「プラダー・ウィリー症候群」、これは15番染色体の異常から引き起こされる遺伝病のひとつです。 身長が低いことのほかにも、手足も小さい、魚のような口になる、筋肉の低下、肥満、精神発達の遅れなど様々な症状が見られます。
先天性の症候群であり、発症の可能性は1万人に一人ほどです。 遺伝子疾患ということで対処が難しいことは確かですが、それでも周囲の人が理解を示し、成長ホルモンを投与するなどして治療にあたることができます。 たとえば食事制限をしないと過食→肥満という悪循環に陥ってしまいますから、適切な食習慣を保てるよう援助できるでしょう。
栄養バランスを保つことは、身長を伸ばし、健全な成長するよう助けることにもつながります。 この低身長に関しては、「日本プラダー・ウィリー症候群協会」という組織が設立され活動していますから、援助を求めることもできます。 正しく理解したうえで、愛情を持って対処するなら、この病気と上手に付き合っていくこともできるでしょう。
低身長の種類としては、遺伝的なものや成長ホルモンの障害が多く見られます。 しかし、「愛情遮断性低身長」のように精神的なものが原因となる場合も少なくありません。
愛情遮断性低身長とは、家庭内に問題があるなどして愛情を十分に受けていない子供たちに引き起こるもので、精神的ストレスから身体の成長が阻まれる症状です。
人の身体は心の状態・精神状態の影響が意外に大きく、感受性の強い子供たちはなおさらその割合が強くなります。 両親が忙しくて時間が取れない、あまり褒められていない、仲の良い友達がいないなどの原因により愛情を受けていない子供たちは、ストレスから様々な体長不良が起こります。
その影響のひとつとして、新陳代謝が低下し、エネルギーを作ることができなくなったり、成長ホルモンの分泌が減少したりします。 精神的な問題がどのように身体に表われるかは人それぞれ違いますが、ある子供たちは低身長という形でそれが表われるというわけです。
低身長の種類のうち、成長ホルモンの障害による疾患である「下垂体症小人症」。 これは字のごとく、脳の下垂体から分泌される成長ホルモンの機能が低下することによって成長が阻害される疾患です。
これはホルモンが原因ですからこの部分を治療することによって成長を促進することができます。 大体10歳までに治療を行なうことができれば、平均的な身長を得られる場合が多いようです。
治療には、遺伝子工学によって開発されたヒト成長ホルモンを投入され、不足している成長ホルモンを補充します。 これにより骨の成長を促して身長を伸ばしていくわけです。 下垂体生小人症は、体格のバランスが崩れたり知能の遅れが出たりすることはありませんので、気づきにくいかもしれません。
これは医師によるレントゲン診断が必要になりますから、親はよく観察しておく必要があるでしょう。 放っておくと骨が成長できずに身長が伸びないことに加えて、もろくなる危険がありますから注意が必要です。
「甲状腺機能低下症」も低身長の一種です。 これは甲状腺から分泌されるホルモンが不足することによって成長が阻害される障害です。
軽度の症状では分かりにくいものですが、記憶力や集中力が低下したり、むくみが生じたりします。 唇や舌が大きくなるのも特徴です。
症状が徐々に現われますし他の疾病の症状と重なることも多いため、発見しにくい病気であると言えます。 ただ、子供たちの場合は身長が低い場合は、用心のために甲状腺機能低下症を疑ってみることが賢明でしょう。
これは10歳までを目安に早めにホルモン投与治療を施せば、かなりの程度改善することができます。 やはり、早めに発見して早期治療を行なうことが必要です。
医師に診断をお願いすれば、血液検査で簡単に発見することができますので確実です。 低身長の可能性がある場合はすぐに赴くようにしましょう。 また多くの場合、甲状腺の治療に関してはずっと続けていく必要があることも覚えておきましょう。
思春期が中々来なくて身長が伸びない「思春期遅発症」と対象をなすのが「思春期早発症」です。 これは文字通り、思春期が早く訪れて早く終了してしまい、早い時期に成長が止まってしまうことを言います。
始めのころは平均的な身長を保つか、少し高めの水準を維持しますが、だんだんと周りに追い抜かれてしまうことになります。 男の子の場合なら低年齢で睾丸が大きくなっていること、女の子なら幼いのに乳房が膨らんできたことなどが症状の表われです。
思春期遅発症の場合はほとんど治療が必要なことはありませんが、思春期早発症は腫瘍が原因となることもあります。
急激に身体が成長していると思われる場合は、早めに医師の診断を仰ぎましょう。 早期に発見し早期に治療することによって、原因を取り除くこともできます。 治療せずに放置しておくと骨の成長も早くなり、成長する軟骨部分が早い時期に固まってしまうことになります。 そうすると最終身長が低くなりますから、早めに対処することがとても重要です。
低身長のひとつに、「思春期遅発症」と呼ばれるものがあります。 これは、いわゆる「おくて」の状態で、身体に異常があるということではありません。
個人差のうちと考えることができ、他の低身長の原因が何もないのであれば、時間が経てば平均的な身長に近づいていきます。 思春期が訪れる時期が遅いと身長が伸びるのも遅くなる状態ですので過度に心配することはありませんが、このためにストレスを溜めてしまうと、身長が伸びるのを妨げてしまいます。
ある時点で、同級生より身長が低いからといって思い悩まないよう、精神的な面での助けが必要となります。 これは特に男の子の場合に多く、思春期が遅いために身体の成長も遅れることがあります。
しかし思春期の訪れが遅いと、最終的な身長は高くなることが多いようです。 思春期遅発症であると思われる子供には、このことをよく理解できるように助け、ストレスを溜めないようにフォローしてあげることが重要です。
医師よりも親の助けが有効でしょう。
低身長の種類は色々ありますが、一番多いと言われているのが「小人症」です。 低身長の人の5割は、これが原因であると考えられています。
この小人症は遺伝的な要素が大きく関係していて、病気と言うわけではありません。 成長ホルモンに何か障害があって身長が伸びていないというわけでもなく、治療して身長を伸ばすということもできません(じつは厳密に言うと、医学的には低身長とは認定されず、別名「正常低身長」とも言われます)。
要するに、ただ背が低い状態で、個人差のうちであると言えるでしょう。 本人は気になるかもしれませんが異常ではありませんので、過度に思い悩むことがないようにしたいものです。 どうしても気にしてしまうのであれば、身長を伸ばすためではなく、気持ちや考え方を整理するための専門家に助けを求めると良いでしょう。
心療内科やカウンセラーの助けを得て、ありのままの自分で良いということが納得できるようになれば、特に問題なことはありません。 ご安心下さい。
「低出生体重性低身長」は子宮内発育不全とも呼ばれる、子宮内にいる時の栄養不良が原因で引き起こされる低身長です。 妊娠中に母親が十分な栄養ある食事を摂ることができなかったり、喫煙などの有害な習慣を持ったりすることが原因となります。
具体的には、満期産であっても身長47センチ以下で出生した状態のことです。 母親が何かの中毒に掛かっているなどすると危険性が高くなりますから、妊娠時の状況にはやはり細心の注意が必要でしょう。
低出生体重性低身長は出生時に背が低いということだけでなく、継続して身長が伸びにくい状態が続きます。 妊娠時の何が原因となっているかで治療方法は変わってきますので、専門家の助けを求め、正確に診断してもらうことが重要です。 これは大体出生時に明らかになるものですから、出産と同じ病院で、引き続き助けを求めることができるでしょう。 適切な治療を行なえば、その後は正常に成長できるよう助けられるケースも多いです。
成長ホルモンではなく、骨に原因があって引き起こされる低身長で、「軟骨異栄養症」(軟骨無形成症とも呼ばれます)があります。 これは手足の様々な部分の関節近くにある軟骨部分が正常に成長できずに引き起こされます。
遺伝子の突然変異によるもので、先天性の疾患です。 軟骨異栄養症になると、最終身長は120〜130センチになり、頭蓋骨の未発達、O脚になることなども特徴のひとつです。 残念ながらこの病気は、遺伝子がどのように原因となっているのか、どのように治療できるのかはまだ確立されておらず、難病認定されています。
ただ、治療は何もできないわけではなく、成長ホルモンを投与するなどして必要な栄養素を補い、ある程度改善していくことが可能です。
また、骨延長術(手術で骨を切った後再生させ、自然治癒力を利用して骨を伸ばす方法)によって身長を高くすることも可能です。 根本的な治療ではないとはいえ、多くの子供たちが満足できる治療が行なえるようになっていると報告されています
「慢性腎不全」も低身長のひとつの原因となり得ます。 腎臓が正常に機能しないと、尿によって体内の不純物を排泄するサイクルに悪影響が出ます。 すると体内に有害物質が溜まっていくことになりますから、発育を妨げることにもなるわけです。
腎不全になると必ず低身長になるというわけではなく、その危険性が伴うということです。 慢性腎不全の治療方法は、食事制限を始め、できることがたくさんあります。
適切な量のカロリーを摂取し、たんぱく質を摂り過ぎないように気をつけます。 現在の腎機能の程度を正しく知った上でこうしたコントロールを行なっていく必要がありますから、やはり専門医の助けは欠かせません。 医師をよく相談し、治療に取り組んでいきましょう。
特に子供のころからの慢性腎不全であれば、早期に治療を開始することによって低身長を防ぐことができます。 骨を形成するたんぱく質を制限しますのでバランスが難しいところですが、良い成果が見られる場合も少なくありません。